回転デバイス(JOG機能)

近年電子機器の高機能化、多機能化に伴い、高い操作性を持つ入力デバイスが求められています。ここではホールICを用いた回転デバイス(Jog機能)を紹介します。

 

ホールICを用いた回転デバイス(JOG機構)

JogにホールICを用いるメリット
 回転量と回転方向がわかる
 非接触で検出するため耐久性が高い
 磁気を検出するため塵・埃・油などの汚れに強い

 

原理                

多極着磁された磁石を回転させると、磁石近傍のある点ではN/S極が交互に観測されます。2つのラッチタイプのホールICを磁界変化の位相が約90°ずれた位置に配置することで、それぞれ約90°ずれたHigh(H)またはLow(L)の繰り返しの信号を得ることができます。一方のホールICの信号の立ち上がりを規準に他方の信号を見たとき、それがHかLかで磁石の回転方向がわかります。また、1つまたは2つの信号のパルス数を数えることで回転量がわかります。従って回転量は磁石の極数に依存することになります。

 

                      

  

構成例

ホールICを用いたJogの構成として代表的な例3つを紹介します。

 構成‐1

リング型磁石の回転軸がホールIC実装基板に対し垂直になるよう配置して使います。

磁石極間ピッチが細かくなると、HICを隣接する90°位相ずれ位置に置けないこともあり

ますが、その場合、出力信号の位相さえ90°ずれていれば数極離れた位置でも問題な

く構成できます。

 

 

           

 

 

              

 

 構成-2

ローラー型磁石の回転軸がホールIC実装基板に対し平行になるよう配置して使います。磁石直径が小さくなると、ホールICは同一円周位置に置けないこともありますが、その場合、出力信号の位相さえ90°ずれていれば回転軸に平行にずらした位置でも問題なく構成できます。  

                                      

                      

 

 構成-3
新開発のパルスエンコーダ用ICAK8775やAK8777を用いると、2個のホールICを1つの専用ICで置き換えることが可能です。このことにより、磁石に対するセンサの実装位置の自由度が飛躍的に拡大され、従来にない薄型の機構やマルチな動きに対応する入力デバイスを実現することが可能です。

 

  

 

推奨適用製品

Jog機構を実現する製品として、以下のホールICをご用意しています。

 常時駆動タイプ :EM-1711, AK8771
 パルス駆動タイプ:EM-1712, AK8772

パルスエンコーダを

 パルスエンコーダ用IC(A/B相出力):AK8775,AK8777
 パルスエンコーダ用IC(F/D信号出力):AK8776,AK8778

 

構成および製品の選び方

レイアウト/サイズなど、ご相談ください。

 

採用実績

携帯電話、デジタルスチルカメラなど。

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