FAQ: CQ-206x
電流センサー

FAQ
よくある質問と回答

CQ-206xシリーズ 電流センサー

[Q001] 電流は実効電流で何Aまで流せますか?

[A001] CQ-206xは50Armsまでの実効電流を流すことが可能です。

[Q002] パルス電流は何Aまで流すことができますか?

[A002] 500A、100μsecまでは、破壊しないことを実験にて確認しています。

[Q003] 最大実効電流と出力不飽和範囲の違いは何ですか?

[A003] 最大実効電流は電流センサーに長時間通電可能な電流値を示し、一次導体の断面積に依存する値です。
DC電流、もしくはAC電流の実効値が最大実効電流を上回る状態で電流センサーを長時間使用しますと破損します。
パルス電流であれば、最大実効電流を上回る電流も通電することが可能です。
出力不飽和範囲は電流センサーの出力の直線性が保証される電流範囲になります。
電流値が出力飽和範囲を超えた場合には出力は飽和しますが、電流値が出力飽和範囲内に戻ると正常な出力に戻ります。

[Q004] CQ-2シリーズの製品間の違いは何ですか?

[A004] こちらの「セレクションガイド」を参照ください。

[Q005] 使用されているパッケージはどのようなものですか?

[A005] CQ-2シリーズのパッケージはホール素子、磁性体コア、1次導体をケース材に嵌合したシンプルな構造であるAKM独自のAI-Shellを採用しています。

[Q006] 両極ではなく、片極検出も可能ですか?(例: 0~40Aの電流を検出したい)

[A006] 片極での検出も可能です。
また片極検出に特化した製品として CQ-206B、CQ-209B をラインアップしています。
必要な電流感度、不飽和電流範囲に応じた製品を使用してください。

[Q007] 電流の分解能はいくつですか?

[A007] 各製品毎の電流の分解能をこちらに示します。

[Q008] 安全規格には準拠していますか?

[A008] CQ-206x はIEC-60950に準拠していますが、認証取得の予定はございません。

[Q009] ハロゲンフリー/RoHs対応はしていますか?

[A009] ハロゲンフリー/RoHsに対応しています。

[Q010] DC電流もAC電流も測定できますか?

[A010] DC電流もAC電流も測定する事が可能です。

[Q011] レシオメトリックとはどういう特性ですか?

[A011] レシオメトリックとは電源電圧が変動した場合、それに比例して出力も変動する特性のことです。
センサー出力をAD変換器に取り込む場合、AD変換器のリファレンス電圧をセンサー電源と同一の電源から取りこむことにより、電源電圧あるいはリファレンス電圧の変動によるAD変換誤差を低減することができます。
AKMの電流センサーでは、電流感度・中点電圧共にレシオメトリックに変動します。
推奨回路を図1に示します。

図1 CQ2シリーズの推奨接続回路例

[Q012] ESDの許容値はいくつですか?

[A012] ヒューマンボディーモデルで2000V以上、マシンモデルで200V以上です。

[Q013] 鉛フリーには対応していますか?

[A013] 鉛フリーに対応しています。

[Q014] 電流センサーの出力に100pF以上の出力負荷容量がつくと何が起きますか?

[A014] 出力が発振してしまい、正しい出力値を得ることができません。
なお、ローパスフィルターを出力に付ける場合は100pF以上の容量を使用しても問題ありません。

[Q015] 電流センサーの出力に0.5mA以上の出力電流負荷をかけると何が起きますか?

[A015] ICが負荷を駆動する事が出来なくなってしまい、正しい出力値を得ることができません。

[Q016] ボードへの実装はどのようにするべきですか?

[A016] 「使用上の注意」のハンダ付け条件をご参照ください。

[Q017] 推奨ランドパターンはありますか?

[A017] 推奨ランドパターンを図2に示します。

図2 CQ-206x の推奨ランドパターン図

[Q018] 評価ボードのガーバーデータをもらえますか?

[A018] はい、こちらからダウンロード可能です。

[Q019] 実使用環境でセンサ温度が仕様を超えないか気になるのですが、温度を推定する方法はありますか?

[A019] IC内部のダイオードの順方向特性を利用して推測する事ができます。(技術資料:「CQ-2シリーズの内部温度推定方法について」

[Q020] リードは鉛を含みますか?

[A020] いいえ、CQ-206xは鉛フリーです。端子は100%スズでメッキされます。

[Q021] 一次導体は何から作られていますか?

[A021] 一次導体の材質は銅となります。

[Q022] 電源立ち上がり後、有効な値が出力されるまでのパワーオン時間はいくつですか?

[A022] 有効な出力状態に達するまでの標準的な時間について表1、図3 (Iin = 0 A, VDD = 5 V) と図4 (Iin = 35 A, VDD = 5 V) に示しました。
パワーオン時間のばらつきを考慮して3倍から5倍程度余裕を持たれることをお勧めします。

図3 CQ206x の出力電圧立上り波形 (Iin=0A)

図4 CQ206x の出力電圧立上り波形 (Iin=35A)
表1 CQ206x 入力電流に対するパワーオン時間
(A)Ton (µs)
021
3521

[Q023] 電流経路とホール素子の間の容量カップリングはセンサーICの出力にどのように影響しますか?

[A023] 被測定電流路に高周波のサイン波を入力し、センサー出力を測定することにより一次導体のノイズ除去比が求められます。
表2のように、CQ206xシリーズは高いノイズ除去比を備えています。
また、図5にノイズ除去比の周波数特性を示しました。
表2 高周波のサイン波 (20Vpp) 入力時のノイズ除去比
Frequency (MHz)Vout (mVpp)Noise Rejection (dB)
56-71
1016-62
1536-55
20115-45

図5 CQ206x ノイズ周波数に対するノイズ除去比

[Q024] どのような周波数特性ですか?

[A024] 図6Aは CQ206x の代表的な周波数特性です。
上の図は振幅特性、下の図は位相特性です。
また、CQ2366 の代表的な周波数特性を図6Bに示します。

図6A CQ206x の周波数特性

図6B CQ2366 の周波数特性

[Q025] センサーICの出力不飽和電流範囲において特性評価データはどのように見えますか?

[A025] 図7~図9は CQ-206x の温度特性です。

図7 CQ206x の感度の温度特性:35℃での感度基準 (代表値, n=1)

図8 CQ2064 の中点電圧の温度特性:35℃での中点電圧基準 (代表値, n=3)

図9 CQ206x の総合精度

[Q026] 電流経路とセンサー回路の間の沿面距離と空間距離は?

[A026] 沿面・空間距離はいずれも2.7mmです。

[Q027] 一次導体抵抗はどのような温度特性をもちますか?

[A027] CQ-206x 一次導体抵抗は図10のような温度特性を持ちます。

図10 CQ-206x の一次導体抵抗の温度特性:25℃での抵抗値基準

[Q028] データシートの定格絶縁耐圧を超えてデバイスを使用できますか?

[A028] 絶縁耐圧を超えた条件で使用したセンサの特性は保証致しかねます。
推奨条件を守って使用してください。

[Q029] 応答時間はいくつですか?

[A029] 応答時間は1μsです。(負荷容量100pFの場合)

[Q030] パッケージのCTI値はいくつですか?

[A030] CTI値は200です。

[Q031] VOUT端子にフィルター回路は必要ですか?

[A031] 用途に応じて所望の特性を満足するようなフィルター回路(例えば、ローパスフィルタ)を挿入してご使用ください。

[Q032] 内部のEEPROMを使う事は出来ますか?

[A032] 申し訳ありませんが、内部EEPROMはご利用になれません。
基本的には弊社内部でEEPROMの内容を調整したものを出荷致します。
ただし、数量条件によっては対応できる可能性がありますので、ご連絡ください。

[Q033] コアの材料は何ですか?

[A033] CQ-2066 ではケイ素鋼板を使用しています。
その他の銘柄についてはフェライトを使用しています。

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