技術情報

ラッチ型デュアルホールIC

動作原理

※詳しい技術情報につきましては、アプリケーションノート を参照ください。

ワンチップエンコーダーは、ロータリー/リニアパルスエンコーダ用に開発された、1チップで従来のホールIC2個分の機能を持つラッチ動作型ホールICです。

ICマーキング面に垂直方向に入る (1) 縦磁場と、平行方向に入る (2) 横磁場を検出する独自の検知方式により、磁石の「着磁ピッチフリー」と、実装位置の自由度の飛躍的な向上を実現しました。

*This figure shows the direction for AK8779A/B. For other parts, please refer the datasheets.

※ 図は AK8779A/B のものです

多極着磁リングの周囲の磁束密度ベクトルは、リングの回転に伴い回転していきます。

この磁束密度ベクトルの垂直方向成分と水平方向成分は、磁石の着磁ピッチによらず、回転方向に依存した90°の電気角位相差をもって変化します。

この2方向の磁束密度成分、すなわち縦磁場と横磁場のそれぞれに対して独立にラッチ型動作をすることで、インクリメンタルパルスエンコーダのA・B相の信号を出力します。

着磁ピッチフリー

様々な着磁ピッチの交番着磁磁石を検知可能

磁石のピッチによらず、良好な2相のエンコーダ信号が得られます。

エンコーダ仕様の変更により磁石を変更しなくてはならない場合でも、基板レイアウトを変更する手間が少なくなります。

レイアウトフリー

飛躍的に向上した実装位置の自由度

従来の縦磁場のみを使用するホールICを使用したエンコーダに比べ、磁石の真下に配置しなければならないといった制約がありません。
お客様の機構設計の自由度が飛躍的に向上し、様々な特長を持つ設計が可能になります。

図はワンチップエンコーダーを使用した、配置可能な磁石とセンサの構成例です。