技術解説

CO2 センサーとは ?

最近、換気などの重要性が増し、よく目にする ”CO2” というワード。どのようなものなのか?人体への影響は?などのギモンにお答えします。
また、CO2 を計測するにセンサーについても解説します。

CO2 センサー

未来を導く空気

ANSI/ASHRAE Standard 62.1-2022 と CO2 センサー技術の進化

空調管理基準である ANSI/ASHRAE Standard 62.1 が 2023 年 10 月に改定され、CO2 センサーへの要求が追加されました。ここでは、2,500ppm の高濃度側でも高精度が要求され、今後の空調管理設計に重要な変化をもたらします。

このホワイトペーパーを読めば、建築業界のプロフェッショナルだけでなく、より良い居住環境を目指す全ての人にとって必読の内容である、最新の空調管理基準と、基準を満たす CO2 センサーの理解を得ることができます。

CO2 (二酸化炭素) とは ?

CO2って何? それは人体にどのような影響を与えるの?

CO2 は地球温暖化の原因物質として取り上げられておりますが、人体にとっても悪影響を及ぼします。室内の二酸化炭素濃度が高くなると頭痛・眠気・倦怠感などを起こし、80,000 ppm を超えると意識を失うこともあります。

ガスセンサーの種類と仕組み

ガスセンサーの種類とその仕組みについて

ガスセンサーには様々な方式があり、対象ガスや用途に合わせて、最適なガスセンサを選ぶことが大切です。一般的なガスセンサーの方式として、NDIR : Non Dispersive InfraRed 方式 (非分散型赤外線方式 ) 、半導体式、電気化学式があります。各ガスセンサーの検知方式の原理とそのメリット・デメリットを説明します。

NDIR ( 非分散型赤外線 ) 方式とは ?

NDIR (非分散型赤外線) 方式とは?

NDIR 方式のガスセンサーではガス分子 (例.CO2) が赤外線を吸収する性質を利用してその濃度を算出します。そのため、NDIR 方式のガスセンサーには赤外線を放出する赤外線光源と、赤外線を検出する赤外線センサーが搭載されており、搭載する赤外線光源と赤外線センサーの種類によって NDIR 方式のガスセンサーは性能が異なります。NDIR 方式の原理と構成部品の赤外線光源とガスセンサーについて解説します。

センスエア (Senseair) について

2018 年に旭化成エレクトロニクス (AKM) グループの一員となった Senseair は、非分散型赤外線 (NDIR: Non-Dispersive Infrared) 方式の技術を用いたガスセンサーのプロバイダーです。常に新しいガスセンサーの技術開発および量産化を目指しています。