ニュースリリース
- 新製品情報 -

[Notes] * ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。* AKM は、旭化成エレクトロニクス株式会社の商標です。* その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標および登録商標です。

News

ハイレゾ再生に対応、車載ヘッドユニットのオーディオプロセッサー AK7604VQ を販売開始

2019/01/29

概要

旭化成エレクトロニクス (AKM) は、自動車内のハイレゾ音楽ソースの音場処理に特化したオーディオプロセッサー AK7604VQ の販売を開始しました。

車載ヘッドユニットで実績多数のオーディオ&ボイスプロセッサー AK7738 のDSPコア、オーディオI/O、A/Dコンバーター (ADC)、D/Aコンバーター (DAC) の仕様を一部見直し、オーディオシステムのみ必要な機能に絞って最適化しています。 従来製品 AK7602 の後継品としてエントリークラスまたはコンシューマークラスのカーオーディオ/カーナビに最適な製品となっています。

AK7604VQ

製品の特長

28bit 略式浮動小数点演算に対応、さまざまな音場処理を実現

DSP部分は28bit 略式浮動小数点演算に対応し、1サンプリングあたり 2560step/fs (48kHzサンプリング時) の並列演算処理が可能です。 プログラムエリアはRAMで構成されているため、ユーザーの要望に合わせた自由なプログラミングが可能で、サラウンド処理、様々な音響効果、パラメトリックイコライザーを実現できます。 処理に必要なメモリーは全て内蔵しているため、外付けメモリーは不要です。 プログラムはシリアルインタフェース経由で外部から内蔵RAM領域に格納するため、アップデートが容易です。

オーディオ処理のパラメーターを簡単に調整

グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) を使った開発ツールにより、オーディオ処理の基本機能 (EQ, Bass, Compressor, Loudness など) のパラメーターを直感的に調整することができます。

オーディオシステムを柔軟に構築

ステレオADC 1系統 / ステレオDAC 3系統 / 非同期ステレオSRC 4系統内蔵しているため、AK7604 だけでオーディオシステムの主要部分を構成できます。 プロセッサー内部のパスの接続はレジスターで自由に設定できます。

また、マイクアンプ/マイクバイアス回路の内蔵で、基板を省スペース化。 さらに、外部のデジタル機器からの入力やD級アンプへの出力に対応可能です (シリアルオーディオインタフェース 入力8ch、出力6ch*、オーディオフォーマットは前詰め、後詰め、I2S、PCMに対応)。

 

* TDM使用時、入力は14ch, 出力は12ch

アプリケーション

カーオーディオ、カーナビゲーションシステム