オートモーティブ

自動車の中で音楽を楽しむことは、身近なエンターテインメントの一つになり、今後、EV が普及することで、車室内の静粛性はさらに高まり、より消費者の多様なニーズで音で楽しむ機会はますます広がっていきます。 そのため、車室内のオーディオ・システム設計にはさらなる高音質が求められ、前提として、それらのシステムの実力を最大限に引き出すオーディオ IC の存在は必要不可欠となります。
AKM は、「あますことなく、全てを表現する」という原音重視のコンセプトの下、30 年以上、オーディオ IC の開発と供給を行い、車載インフォテイメントにも数多く採用されてきました。 業界最高水準のスペックを持つラインアップで、エンジニアの使いやすさを第一に考え抜かれた AKM のオーディオ IC であれば、皆様が考え抜かれたシステムの実力を最大限に引き出すことができます。

EV・自動運転の普及により、車室内のプライベート空間としての様相が強まり、そこに求められるのはさらなる快適性です。 快適性向上のため、例えばこれまで気づかなかったような環境ノイズをキャンセルしたり、より、臨場感のあるオーディオ体験を提供するソリューションが必要です。
AKM は 15 年以上に渡って培ってきたハンズフリー通話や車室内コミュニケーションの技術に加え、アクティブロードノイズキャンセル、車室内環境に合わせたオーディオエフェクトやエンジン音合成、カラオケを楽しむための DSP ソリューションを提供しています。 これにより、音声システム全体の最適化を実現しながら、車室内の過ごし方の快適性を実現することが可能になります。

自動車事故など、緊急時に外部とコミュニケーションを取るためのシステムを準備しておくことは、自動車のさらなる安全性を追求する上で必須の要件となります。 自動車の緊急通報システムでは、テレマティクスの規格に準拠した高信頼性のソリューションが求められます。
AKM は、15 年以上にわたるハンズフリー通話での実績を活かし、eCall などの緊急時通信システムに適したボイス DSP を提供しています。 これにより、事故発生時の迅速な対応を行うためのシステム実現に貢献します。

車室内のさらなる安全性、たとえば居眠り防止や子供の車室内置き去り防止を実現するために、ドライバーや車に乗っている人の状態をモニタリングすることは重要となります。
高い空間分解能や精度を有する AKM のミリ波レーダー IC であれば、カメラを使わず、プライバシーを守った状態で呼吸数をセンシングすることが可能です。 これにより、これからの車の安全性に貢献します。