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[Notes] * ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。* AKM は、旭化成エレクトロニクス株式会社の商標です。* その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標および登録商標です。

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中国ETC用 パワーアンプ内蔵 RFトランシーバー AK1555 を開発

2019/05/10

概要

中国での自動車普及により、交通渋滞の増加や大気汚染の影響が大きくなっています。ETC (Electronic Toll Collection System) は、高速道路料金所での渋滞緩和、渋滞減に伴う大気汚染の削減に効果があるとされ、普及が進んでいます。

旭化成エレクトロニクス株式会社 (AKM) は車載実績のある高周波アナログ回路の設計と集積技術を用いて、中国ETC端末用RFトランシーバー AK1555 をラインアップしました。この製品は中国ETC端末に最適化された特性を持ち、アンプを内蔵することで外付け部品の削減や、ETC端末の設置場所の自由度を高めるフレキシビリティを持っています。

AK1555

製品の特長

中国のETC規格 GBT 20851-2007に対応

GBT 20851-2007規格を満たす送信パワー・受信感度などのRF特性を備えています。

パワーアンプ (PA) 、ローノイズアンプ (LNA) を内蔵

+10dBm以上の送信出力、-75dBm (typ.) の受信感度のアンプを内蔵したことで、外付けのPAおよびLNAが不要になります。

また、送信出力・受信感度をレジスタで調整できるため、アンテナ内蔵型またはアンテナ分離型いずれの端末に対応することができます。

同一チャンネルおよび隣接波に対する高い妨害波耐性

中国ETCの通信では、通信チャンネルに対して同一チャンネルの信号および隣接チャンネルの信号が妨害波となります。RFトランシーバーの妨害波特性は重要な性能です。

AK1555 は、同一チャンネル選択度=8dB (typ.) および隣接チャンネル選択度=8dB (typ.) と優れた妨害波特性を持っています。

FM0変復調モデムとFIFOバッファを内蔵

FM0変復調モデムとFIFOバッファを内蔵したインターフェース (Frame Data Mode) と、モデムおよびバッファを使用しないインターフェース (Raw Data Mode) に切り替えることが可能です。

OBUのアーキテクチャに応じて、Frame Data Mode/Raw Data Modeのインターフェースを選択することができます。

車載メーカーの要求する高品質対応

車載用電子部品の信頼性要求として、AEC-Q100に対応します。

アプリケーション

中国ETC 車載端末

GBT 20851-2007に準拠するOBU (On Board Unit) に最適化されたRFトランシーバー