車室内ボイスアプリケーションをマイコンレスで実現する、
DSP 内蔵 CODEC AK7749 のサンプル提供開始

旭化成エレクトロニクス株式会社 (AKM) は、ボイスアプリケーションの利用シーンに応じた自動モード切替機能を有し、充実したデジタル／アナログ入出力インターフェースを搭載する、車載対応 DSP 内蔵 CODEC、AK7749 を開発、サンプル提供を開始しました。

従来、音声認識モードや各種異常検出をボイスアプリケーションで実現する場合、オーディオデバイスに加え、モード切替やデータ読み込み、ボイス用ソフトウェアを搭載するためのマイコンを用意する必要があり、複雑なシステム設計が必要でした。

AK7749 は、ボイスアプリケーションの利用シーンに応じ、自動でモード切替を行う DSP が内蔵されており、また、複数のデジタル / アナログ入出力インターフェースを備え、オーディオハブとしての利用も可能であり、マイコンレスでシンプルなシステム設計を実現することが可能です。

加えて、AKM が20年以上にわたり培ってきた、クリアに音声を捉えるためのマイクのビームフォーミング技術や、ハンズフリーや音声認識の前処理、車室内でクリアな通話を実現するための技術が搭載されており、自動車用テレマティクス・コミュニケーション・ユニットをはじめとする、様々な「マイク・スピーカー」モジュール製品に最適です。

また、ドライブレコーダーなど、各種車載機器へのボイス機能追加も、AK7749 を使うことで容易にシステムを構成できます。