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AKM グループは、環境マネジメントシステムの国際規格である ISO14001 の認証を事業所の存在する地区ごとに取得しています。製品自体及び製造工程では化学物質を多量に取り扱っているため、特に、環境汚染事故を起こさないよう ISO14001 を活用し予防的な活動を行っています。また、低炭素社会の実現や循環型社会の形成に向けた取り組みを推進しています。

ISO 14001 (延岡支社) ISO 14001 (延岡支社)
ISO 14001 (富士支社) ISO 14001 (富士支社)

環境負荷の少ない製品をお届けするためには、AKM グループ単独の取り組みだけではなく、サプライチェーン全体での取り組みが不可欠です。そこで、AKM グループでは必要な資源の調達・購入に際しては、より環境負荷物質の少ない原材料や資材を優先的に調達・購入するグリーン調達に取り組んでいます。

原材料や資材について危険性や有害性、法規制について調査、確認を行いますが、AKM グループが直接購入するものだけではなく、外部委託先についても同様の配慮を求めています。また、購入先に対しては必要に応じ調査を行うなど、厳重な管理を行い、法規制の順守ならびに環境保全に努めています。RoHS、REACH などで対象となる化学物質については、電気・電子業界で製品含有化学物質の情報伝達に広く利用されているツールである「chemSHERPA」の最新版に対応した管理を行っています。

環境に悪影響を与える物質を、生産活動で環境中に拡散させないのはもちろん、製品を通して環境中に拡散することも避けなければなりません。したがって、AKM グループは、「法令による使用禁止化学物質」、「環境負荷物質」、「企業倫理として不適切な物質」 および「顧客要求管理物質」を明確にし、製品、包装材に含有しないように確実に管理しています。また、「情報伝達が必要な化学物質など」の情報もサプライチェーンを通じて迅速に入手し、お客様や関係先へ積極的な情報開示とコミュニケーションを行います。

半導体デバイスはさまざまな物質を使用しています。環境負荷物質の使用を可能な限り避け、特性上やむを得ず使用する場合にはその存在を明示し、適切な管理に努めます。

化学物質に関する規制は、日本国内では化学物質審査規制法 (化審法) 、化学物質排出管理促進法(化管法:PRTR 法)、労働安全衛生法、毒物および劇物取締法などが制定されていますが、欧州議会、理事会指令で欧州連合 (EU) 域内での使用制限・含有禁止などに関する指令・規則が国際的に広がっています。EU での規制事項に適合しない製品を EU 加盟国内で販売することができません。EU の RoHS や REACH といった厳しい規制は、欧州委員会で制定されます。製品だけではなく、生産にかかわる原材料や物流に関する資材についても、環境負荷となるような物質が含まれないことを求められます。AKM グループでは、化学物質管理の指針を定め、製品 (サンプルも含む) や包装材に環境負荷物質を含有させない管理を行っています。

また、環境負荷物質と基準値を定め、製品や包装材を構成する物質に関して以下の三つの区分に分け、明示しています。

  1. RoHS や化審法など国内外法規制対象物質
  2. ハロゲンフリー製品に適用する基準
  3. REACH の SVHC (Substances of Very High Concern:高懸念物質)

これらの物質の規制のうち、1. および 2. は意図的な使用を禁止しています。また、3. については製品中に 0.1wt% 以上意図的に含有している物質が監視対象となります。このように、AKM グループで設けている基準とは別に、ご要望に応じてお客様や各国、地域、業界における規制、基準への対応についても検討します。また、製品環境に関する各種問い合わせ (お客様の指定様式、chemSHERPA、JAPIA/IMDS、成分表、不使用証明書など) についても対応します。

AKMグループ環境関連資料の解説

AKM グループでは、お客様のご要望により製品に含有される物質情報など、環境にかかわる資料を随時提供しています。AKM グループが提供する環境に関する資料について、以下に例を示します。(お客様との契約内容や記載される内容によって異なる場合があります)。
資料の提出に関してご希望がございましたら、販売代理店または AKM グループ営業担当までご連絡ください。