CES® 2022
ハイライト
イベント・展示会
出展製品一覧
超低消費電力による音センシングソリューション
音は、連続データとして必要なため低消費電力化や間欠動作には不向きであり、音のデータ化は普及していませんでした。
AKM は、極めて低消費で音のデータ化を実現する製品を開発しました。
独自のアナログ信号処理技術、AAA は、任意の音に反応し、音のデータ化が必要なタイミングでのみシステムを起動することで、システム全体を低消費電力化し、音の常時モニタリングを可能にします。
これにより、これまで普及が進まなかった分野・場所での音のデータ化が加速します。
ミリ波レーダーによるバイタルセンシングソリューション
空調機器にはさらなるスマート化が求められており、ユーザーの人数や位置、状態に応じた風のコントロールが必要です。
プラスチックを透過するミリ波であれば、デザインの外観を損なうことなく、スマート化が可能です。
高い距離分解能・方向精度を持つ AKM のミリ波レーダー用ICであれば、物体の識別能力を向上させ、部屋にいる人の呼吸数を検知することも可能です。
安全で快適な空間をモニターする空気質検知ソリューション
感染対策や、高層オフィス等密閉度の高い室内環境下での健康維持や作業効率対策など、室内換気の重要性が広く認知されてきています。
換気を行う際、CO2 濃度を指標にすることが有効な手段のひとつですが、CO2 センサーを普及させるには、手軽に設置できるように携帯に適した電池駆動や小型であることが求められます。
AKM はこれらを実現する CO2 センサーを提案します。
タッチフリーのアルコール検知ソリューション
ステアリングコラムやサイドドアなど、シームレスに車両に統合することができるアルコールセンサーは、数秒で呼気中のアルコール含有量を読み取ります。
マウスピースを必要としない、タッチフリーなセンサーは、作業の邪魔をすることなく、輸送機関の安全性に貢献することができます。
アクティブロードノイズキャンセルソリューション
EV・自動運転の普及により、車室内のプライベート空間としての様相は強まり、これまで気づかなかった環境ノイズのキャンセルなど、さらなる快適性が求められます。
AKM は、15 年以上に渡り培ってきたハンズフリー通話や車室内コミュニケーションに加え、Silentium 社の技術を活用したアクティブノイズキャンセルソリューションを開発しています。CES ではそのコンセプトイメージを提示しました。
完全ワイヤレスイヤホン (TWS) 筐体の設計自由度を向上する 3D 磁気スマートスイッチ「AK09973D」
AKM の 3D 磁気スマートスイッチにより、充電ケースの開閉および、TWS の充電ケースへの出し入れを効率的に検出可能です。
これらの検出には 1 方向のみの磁場を検出するホールセンサーが複数使用されている場合がありますが、本製品は 3 方向の磁場を同時に検出できるため使用するセンサーの数を減らす(最小で 1 つ)ことができます。
これにより実装エリアの省スペース化が可能になります。
また、本製品はスイッチングポイント (動作閾値) を自由に設定できる磁気イベント割込み機能を搭載しているので、センサーおよび磁石の設置レイアウトの検討の幅も広げることができます。
上記機能に加え、AKM 独自の低消費電流駆動技術によりバッテリー駆動製品に優しい仕様となっています。
リアルなオーディオ体験のためのヘッドトラッキングを実現する電子コンパス「AK09919C」
個人の頭部伝達関数 (HRTF : Head-Related Transfer Function) に合わせたオーディオ設定技術や、立体音響とヘッドトラッキングを組み合わせた音響 AR 技術の普及が進むにつれ、今後ますますリアルなオーディオ体験が求められると考えられます。
より正確なヘッドトラッキングを実現する為には、加速度センサー・ジャイロセンサーから得られる姿勢情報に、電子コンパスの地磁気情報を付加させるというアプローチがあります。
一方で、TWS 内部にはスピーカーユニットや充電位置合わせ用の磁石など、電子コンパス性能に影響を与える磁性部品が複数存在する為、これらの影響を取り除く技術が必要となります。
AKM は超小型・広い磁場測定レンジというハードウェアとしての特性と、TWS の装着動作や頭の動きのような小さなモーションでも補正がかかるという特長を持つ、磁気オフセットキャリブレーションソフトウェアの提供により課題解決に貢献します。
ノイズに埋もれていた磁場を可視化し IoT 化を促進する高精度 3D 磁気センサー「AK09940A」
AKM の高精度 3D 磁気センサー AK09940A はTMR 磁気センサー素子を活用した世界最高クラスの超低ノイズ性能を実現した 3D 磁気センサーです。
既存の機器を IoT 化するには、手軽さの観点からセンシングユニットを対象機器に外付けするなどの非侵襲型の設置が求められます。
一方で、磁気センシングする場合は対象からの距離が離れてしまうため、本来測定したい磁場が減衰し、ノイズに埋もれてしまうという課題がありました。
AK09940A は高感度・超低ノイズという特性により 3 軸方向から来る微小な磁場の揺らぎや磁場の漏れ、磁場の歪みなどを高精度に測定することができます。
さらに超低消費電力での駆動が可能であることから小容量電池を使用する IoT 機器での利用に最適です。
低コスト、低消費電流ソリューションを提供する BLE 送信専用 IC「AK1595A」
物流システムが一層進化する中、BOM コストを低減した、スマートな物流タグの必要性が認識されています。
AKM の BLE デバイス AK1595A は独自の超低消費タイマー回路を内蔵しており、 IC 単体での間欠動作が可能なため、 送信したいデータを内蔵レジスタにアクセスするだけで BLE ビーコン機能を実現できます。
また、既存のマイコンに BLE 機能を付加することも可能です。
[Notes]
* ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
* AKM は、旭化成エレクトロニクス株式会社の商標です。
* その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標および登録商標です。