CES® 2024
ヘルステックとモビリティの先進ソリューションを提示
ハイライト
旭化成エレクトロニクス (AKM) は、CES®2024 に出展。
ヘルステック向けバイタルセンシング技術や、モビリティ向けサウンドデザインソリューション等を紹介。
エレクトロニクスによる未来のくらしを提案しました。
* CES®︎ は、Consumer Technology Association (CTA) の登録商標です。
イベント・展示会
イベント概要
会期:2024 年 1 月 9 日 (火) ~ 1 月 12 日 (金)
当社ブース位置:LVCC North, Vehicle Tech & Advanced Mobility, #11051
ヘルステック向けソリューション
ミリ波による見守りソリューション
リアルタイムの転倒検知、存在検知、位置追跡など、リアルタイムの AgeTech ソリューションで、高齢者や介護施設の安全性と快適性を向上させます。
AKM の高解像度 60GHz ミリ波レーダーIC とポントセンスの人工知能(AI)統合ソフトウェアを活用したこれらの非接触 AgeTech ソリューションは、ウェアラブル製品やカメラの必要性を軽減し、より安全な生活と安心に貢献します。
ウェアラブル向け非接触式温度センサー
AKM は 1.8mm 角以下の超小型、μA オーダーの超低消費電流の量子型赤外線温度センサーを開発しました。リストバンド形状で皮膚温計測を行うコンセプトデモを展示しました。
装着後すぐに温度測定可能な高速応答性、かつ高精度の特長を備えており、スマートウォッチをはじめとしたウェアラブル機器でのアプリケーション開発の可能性が広がります。
ヘルステック向けエナジーハーベスティングソリューション
AKM の昇圧 DC/DC コンバーターは、mV レベルの入力電圧を昇圧することで、微弱な光や水、体温といったわずかな環境エネルギーを IoT センサーノードなどのシステム電源として活用できます。
CES® では、熱発電素子との組み合わせに適した AP4473 を用いた体温発電のデモを展示し、電池交換不要なヘルステック向けソリューションを提案しました。
ミリ波式非接触聴診ソリューション
「聴診器」は、初期診療で広く用いられていますが、直接接触させて音を聴く手法は長らく変化がありません。
AKM は、長年にわたり培ったミリ波の技術を応用し、「ミリ波式非接触聴診ソリューション」を開発中です。これにより脱衣不要での聴診といった新たなアプリケーション開発が可能となります。
CES® ではコンセプトデモを展示しました。
モビリティ向けソリューション
ミリ波による車室内見守りソリューション
ポントセンスの人工知能ソフトウェアと AKM の 60GHz ミリ波レーダー IC を組み合わせたトータルソリューションにより、車室内における子どもの置き去り検知システム (Child Presense Detection, CPD) を実現します。
このソリューションは、車内に取り残された子どもを非接触で数秒以内に検知することができ、現行の車両規制や世界的な CPD の基準に対応します。
オーディオ空間デザインソリューション "VELVET SOUND for Cars"
車室内の過ごし方は多様になり、新たなオーディオ体験やエンターテインメントが求められます。
CES® では、デモカーを用いて、高音質オーディオ用 IC とソフトウェア、チューニング技術を組み合わせた圧倒的なオーディオ体験をご紹介しました。
車室向けオーディオ & ボイスアプリケーション開発に適したオーディオ DSP
AKM は、HiFi4 を搭載し、最大 152ch の入出力を備えた DSP, AK7017, AK7018, AK7709 をラインアップしました。オーディオ用ソフトウェアを開発するためのプラットフォーム提供において業界をリードする DSP Concept 社の「Audio Weaver」に対応しており、スケーラブルなアプリケーション開発が可能になります。
自動車向けガスセンシングソリューション
EV の航続距離延伸につながる、CO2 センサーによる空調稼働管理のコンセプトや、輸送機関の安全性に貢献するマウスピース不要、タッチフリーなアルコールセンサーをご紹介しました。
車載 OBC/DCDC 向け電流センサー
EV において、車載 OBC システムを小型軽量化することは、車両の軽量化や航続距離延伸といった環境負荷低減の価値があります。
EV 充電の未来を切り拓く、AKM の高精度・高速応答・低発熱の電流センシングソリューションのコンセプトを展示しました。
タイヤ空気圧モニタリングシステム (TPMS) 向け Bluetooth® 送信専用 IC
EV 化による車両制御システムの変化は、様々な車両信号の通信方式にも影響を与えています。
AKM の Bluetooth® 送信専用 IC を用いた、次世代型の TPMS システムのコンセプトを展示。既存システムを容易に Bluetooth Low Energy 方式にコンバート可能です。
* Bluetooth® は、Bluetooth SIG, Inc. の登録商標です。