ニュースリリース
- 新製品情報 -
[Notes] * ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。* AKM は、旭化成エレクトロニクス株式会社の商標です。* その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標および登録商標です。
強燃性冷媒 (R290) 向け冷媒検知システムを開発、安全かつ高精度な冷媒リーク検出をスタンドアローンで実現
2025/2/26
概要
旭化成エレクトロニクス株式会社(AKM)の子会社であるセンスエア社は、強燃性冷媒 R290(プロパン)に対応した冷媒検知システム「RDS R290」を開発しました。
PFAS および F-Gas 規制の強化に伴い、欧州市場を中心に冷媒ガスの転換が進む中、「RDS R290」は、R290 の高い可燃性に起因するリスクを低減し、安全性と効率性を両立させる冷媒検知ソリューションとして設計されています。
本製品は、NDIR(非分散型赤外線)方式のセンサーコア「Sunlight R290」を搭載しています。空調機器や冷暖房設備の安全性を規定した国際規格「IEC 60335-2-40」に適合し、微量な冷媒漏れも正確に検知する高精度を実現しています。
また、堅牢な保護ハウジングを採用し、IP66 および IP67 規格に適合した防水・防塵性能を備えています。これにより、屋内外の厳しい環境下でも安定動作が可能で、空調機器や冷暖房設備など幅広い用途に対応します。
加えて、本製品はスタンドアローンでの動作が可能で、Modbus プロトコルによるデジタルデータ転送やアナログ接続に対応した柔軟な接続性を備えています。
「RDS R290」は、空調機器メーカーなど規制対応を必要とする市場に向けて、設置や運用の効率化、コスト削減、そして規制適合を迅速に実現するために開発されました。2025 年 4 月より量産出荷を開始し、冷媒検知分野における信頼される選択肢として、多様なニーズに応えていきます。
製品の特長
本製品は、光源に LED、センサ部にフォトダイオードを用いた NDIR 方式を採用しています。LED は発光時にほとんど発熱せず、可燃性ガスが漏れた場合でも着火源となるリスクがないため、高い安全性を確保しています。これにより、強燃性冷媒 R290(プロパン、C3H8)の測定を安全に実施することが可能です。
さらに、高い耐久性と防護性能を兼ね備えた設計により、IP66 および IP67 規格に適合しています。埃や水の浸入を防ぎ、厳しい気象条件や産業環境下でも安定した動作を実現します。
高精度・長寿命・メンテナンスフリー
簡便かつ柔軟な接続性
本製品は、ねじ止めのみで簡単に設置することが可能です。Modbus プロトコルによるデジタル出力に加え、アナログリニア出力にも対応しており、幅広いシステム構成に柔軟に適合します。
アプリケーション
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