ニュースリリース
- 新製品情報 -
[Notes] * ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。* AKM は、旭化成エレクトロニクス株式会社の商標です。* その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標および登録商標です。
~ 評価キットとパートナー連携により、製品開発から量産立ち上げまでを支援 ~
2026/07/15
旭化成エレクトロニクス株式会社 (以下、AKM) は、カメラを使用せずに、非接触で人やペットの状態を把握できるアンテナ一体型ミリ波レーダーモジュール「AK5816AIM」の量産を 2026 年 7 月より開始したことをお知らせします。
近年、高齢化の進展やライフスタイルの変化を背景に、人やペットの見守りニーズが高まっています。カメラを用いる見守り手法には生活空間の撮影に伴うプライバシーへの懸念があり、接触型センサーには装着負担があることから、より安心して利用できる見守り技術が求められています。
こうしたニーズに応える技術として期待されているのが、対象からの反射波をもとに人の存在や動き、呼吸などを検知できるミリ波レーダーです。カメラを使用せず、非接触で状態を把握できる一方、活用にはアンテナ設計や信号処理に高い専門性が求められます。そのため、PoC (概念実証) に至るまでのハードルが高く、その後の製品化・量産化にも進みにくいという課題がありました。
アンテナ一体型ミリ波レーダーモジュール「AK5816AIM」
今回、量産を開始した「AK5816AIM」は、ミリ波レーダー IC と アンテナを 23 mm × 23 mmの基板に一体化した小型モジュールです。アンテナ設計の負担を低減することで、お客様がレーダーに関する専門知識が十分でない場合でも製品開発を進めやすくします。あわせて、多チャンネル測定と高い角度分解能により、人やペットの位置、動き、呼吸、姿勢などの状態変化を高精度に検知できます。
現在、AKM は 2025 年 9 月より提供を開始した評価キット「AIMEZ-V」に加え、ソフトウェアおよびハードウェアの各領域に強みを持つパートナー企業との連携を進めています。エッジ AI アルゴリズムに強みを持つ米国 Aizip 社、人の存在や動き、状態を把握する AI 技術を展開するスイス Algorized 社、レーダー信号処理のコンサルティングや開発環境「RadarFlow Studio」を手がける米国 Sigma0 社、本製品を活用した 60 GHz 帯ミリ波センサーモジュールの開発を進める日清紡マイクロデバイス社などの複数パートナー企業との連携により、用途に応じたカスタマイズから量産設計までを含めた開発支援体制を構築しています。
これにより、お客さまの製品開発から量産立ち上げまでを一貫して支援します。
本製品は、浴室や寝室などカメラ設置が難しい空間での見守り用途に適しており、住宅設備機器や IoT 見守り機器、エイジテック関連製品への搭載が期待されます。すでに旭化成ホームズ株式会社が展開するシニア向け賃貸住宅「ヘーベルVillage」において、本製品を活用した浴室・居室向けのサービスを開始しました。また今後は、旭化成テクノシステム株式会社との連携を通じて、「AK5816AIM」を用いたセンサー機器の製品開発や事業展開に向けた検討を進めてまいります。
ミリ波見守りソリューション エコシステム
「AK5816AIM の量産開始により、カメラレスセンシング技術は新たな段階に入り、日常の生活空間へのさらなる展開が可能になると考えています。2026 年 1 月に米国ラスベガスで開催された CES®︎*2 2026 では、本製品を用いたカメラ不要の転倒検知ソリューションを展示し、多くの来場者から非常に前向きな反響を得ることができました。今後は、重要な技術分野で高い専門性を有するパートナー企業との連携を通じて、本製品を活用したソリューションをはじめ、プライバシーに配慮した見守り機能の普及拡大に取り組んでまいります。」
*1 AKM 子会社・北米事業拠点
*2 CES®︎ は、Consumer Technology Association の登録商標です。
AKM は今後も、パートナー企業および旭化成グループ各社との連携を通じて、ミリ波レーダーを用いたカメラレスセンシング技術の普及と、顧客製品への実装支援を推進してまいります。
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