Audio Weaver に対応した AKM の DSP 製品

旭化成エレクトロニクス (AKM) の HiFi 4 DSP 搭載の製品は、組み込みオーディオソフトウエアの分野でグローバルに知られている  DSP Concepts, Inc. の開発プラットフォーム Audio Weaver に対応しています。すでに Audio Weaver 上にあるサードパーティーのオーディオアルゴリズム IP の豊富なエコシステムを利用することで、柔軟性と拡張性に優れた開発環境を提供することが可能となりました。

先進の車載インフォテインメントシステムでは、各座席ごとに装備される複数のマイクとスピーカー、更にノイズキャンセリングのための追加のマイクなどが要求されます。新しい AKM の DSP 製品の多彩なクロッキングオプションと豊富な I/O サポートは、これらの高度に複雑なオーディオシステムにも適しています。

AKM の新しいピン互換のオーディオ DSP ファミリにより、システムのバリエーションへのスケーラブルな対応が可能です。AK7018 はデュアルコアの HiFi 4 DSP 構成により、優れた柔軟性を提供します。一方のコアでハイレゾオーディオ処理を、もう一方のコアで音声処理などの異なる機能を同時に行うことが可能です。 HiFi 4 は C プログラム可能な DSP であるため、ユーザーは両方のコアを Audio Weaver で使用することも、2 番目のコア (または両方のコア) を使用して他のカスタム オーディオ アルゴリズムを実行することもできます。　シングルコア DSP の AK7017 は、プロセッサの負荷が比較的軽いシステム向けの選択肢を提供し、また AK7709 は、2 つの HiFi 4 コアに加えて、4 つの AKM DSP コアを搭載しています。