選ばれる理由

 自動車は移動手段であるとともに、人がひとときを過ごす居住空間でもあります。

この空間がいつでも快適に、そして安全に感じられるよう、旭化成エレクトロニクス (AKM) は 15 年以上に渡り、独自のオーディオ & ボイスプロセッサー製品とソフトウェアを提供してきました。

ここでは、要求の厳しい自動車分野でご愛用頂いてきたその背景と理由をご紹介します。

オーディオ&ボイス DSP

プライベート空間としての自動車とオーディオ & ボイスシステム

EV・自動運転の普及により、移動中のエンターテインメントや、離れた場所にいる相手とのビデオ電話等、車室内の過ごし方は多様になり、今後、よりプライベート空間としての様相が強まります。

そこでは、車室内のさらなる快適性と安全性が求められます。例えば、これまで気づかなかったような環境ノイズのキャンセルや、より臨場感のあるオーディオ体験、緊急時の外部とのコミュニケーションシステムの確立等、この実現のため、EV・自動運転時代では、それに適したオーディオ & ボイスのシステム設計が必要です。

プライベート空間としての自動車とオーディオ&ボイスシステム

システムの高度化・複雑化が進む自動車

Automobiles with increasingly sophisticated and complex systems

一方、自動運転のための画像処理や通信等、情報や計算は複雑化し続けており、自動車のシステム全体としての最適化が必要です。そのような中で消費者のプライベート空間の音環境に対するニーズに応えるには、オーディオ & ボイスシステム構築に最適なデバイス・ソリューションが必要不可欠です。

オーディオ & ボイス DSP ソリューションの実績

旭化成エレクトロニクス (AKM) は、自動車分野において 15 年以上に渡り培ってきたハンズフリー通話や、車室内コミュニケーションの技術を蓄積してきました。車室内には様々なノイズ源があり、人の会話に理想的な環境からはほど遠く、自然な会話を実現するには、高いレベルのエコーキャンセル/ノイズキャンセルの技術が必要となります。

またデバイス単体の技術のみならず、マイク・スピーカーのチューニング、およびソフトウェアとデバイスを高度に組み合わせたソリューションに関する知見など、車室内の音環境に関する深い理解と経験が必要となります。

AKM はこれまで、カーインフォテインメントを中心に幅広いお客様にご採用頂いてきました。今では AKM 製品の DSP ソリューションは、 1 年間におよそ 2000 万個出荷されており、これは年間に出荷される自動車台数のおよそ 2 割にあたります。また、緊急時の通報システムに適したボイス DSP も提供。高信頼が要求される自動車分野での長年の実績を通じ、お客様の信頼を獲得してきました。

オーディオ&ボイスDSPソリューションの実績

先進のテクノロジー

先進のテクノロジー

また、アクティブロードノイズキャンセルや、車室内環境に合わせたオーディオエフェクトやエンジン音合成、車室内カラオケなど、先進の DSP ソリューションを開発、プライベート空間としての過ごし方を視野に入れたオーディオ & ボイス技術を追求しています。

今後の自動車のさらなる快適性と安全性に、オーディオ & ボイスの分野で貢献していきます。