Bluetooth® Low Energy タグ
エナジーハーべスティング
人や資産の所在を確認するための Bluetooth® Low Energy タグ
近年、物流倉庫でのパレット紛失防止やフリーアドレスオフィスでの従業員の位置検出に Bluetooth® Low Energy (BLE) タグの利用が増えています。Bluetooth® Low Energy タグは人や物に取り付けられるので、軽量で小型であることが求められます。さらに、サブスクリプションベースでの IoT サービス提供にあたって、電池交換が不要であることも大切です。
そこで、旭化成エレクトロニクス (AKM) のエナジーハーベスティング IC を活用した、超小型で電池不要の Bluetooth® Low Energy タグについて紹介します。
* Bluetooth® は、Bluetooth SIG, Inc. の登録商標です。
軽量かつ小型
AKM のエナジーハーベスティング IC に小型の太陽電池を組み合わせることで、Bluetooth® Low Energy タグの軽量化と小型化が可能になります。このため、社員証ネックストラップなどに取り付けても煩わしさを感じません。
取付場所の自由度が高い
社員証の場合、ネックストラップに限らずリール付近にも取り付け可能です。また、物流倉庫のような低照度な環境でも安定してエネルギーを集めることができるため、倉庫内の大量のパレット等に取り付けた後も、定期的な電池交換作業が不要です。
小型化のポイントは低消費コンパレータ
小型太陽電池は出力電流が小さいため、集めたエネルギーを電源回路で自己消費してはならないので消費電流の小さいICで回路を構成することが重要です。AKM のエナジーハーベスティング IC は、動作電流 26nA の超低消費コンパレータを利用して蓄電デバイスの電圧上昇を検出することが可能です。IC が、電圧が閾値まで上昇したことを検知すると、MCU や無線 IC に電源供給を開始して無線発信します。
Bluetooth® Low Energy タグ向けのシステムブロック
6 セル等セル数の多いの太陽電池のように昇圧が不要な発電素子を接続する場合、昇圧回路を介さずに、動作電流 26nA の低消費電力コンパレータとして、コンデンサや二次電池の電圧を監視することが可能です。昇圧用のインダクタが不要となるため部品点数の削減も可能です。
選ばれる理由
AKM のエナジーハーべスティング IC が「選ばれる理由」をご覧ください。