一次電池撤廃とエナジーハーベスティング

エナジーハーべスティング

一次電池撤廃の指針に適応する選択肢として
エナジーハーベスティングが有効です。

旭化成エレクトロニクス (AKM) は、独自の回路技術を用いてエナジーハーベスティング (環境からエネルギーを収集する技術) を用いた電子デバイスの実現に取り組んでいます。

欧州で一次電池撤廃の指針が示される中、この技術は二次電池と組み合わせることで、充電の問題を解決し、持続可能な電源供給が可能になることを示しています。エナジーハーベスティングでは発電量が不安定になりやすいという課題に対して、AKM は 2 チャンネル コンパレータを活用したエナジーハーベスティングICを通じて、効率的な電源管理を可能にしています。

欧州委員会による「段階的な一次電池撤廃」の方針

欧州委員会による「段階的な一次電池撤廃」の方針

現在、電子デバイスには多くの一次電池が利用されていますが、約半分が回収されないまま廃棄されています。

環境負荷の低減のため、欧州委員会は 2023年 7月 に「2030年 以降で段階的な一次電池撤廃 *」を掲げており、電子デバイスの開発者は代替の電源供給手段の検討が迫られています。

AKM はエナジーハーベスティング向けの独自の回路技術により一次電池を使用しない電子デバイスの実現に貢献します。

一次電池以外の給電方法

一次電池を使用できない場合、USB による直接給電や USB 充電によるリチウムイオンバッテリーへの充電が考えられますが、これらの給電手段にもいくつかの課題が存在します。

 

USB 給電

  • 空いている USB ポートが必要
  • 給電したまま持ち歩けない
  • デバイスの数だけ USB ケーブルが必要

 

USB による二次電池への充電

  • 水やホコリに弱い
  • 放置していると電池が切れている
  • ケーブルの抜き差しの繰り返しによって壊れる
一次電池以外の給電方法
AKM のエナジーバーべスティング IC が蓄電デバイスへの充電の悩みを解消

AKM のエナジーバーべスティング IC が蓄電デバイスへの充電の悩みを解消

エナジーハーベスティングを組み込んだ一体型デバイスならば、外部から給電する必要がなくなり、設置場所の制限やコネクタの損傷といった問題を解決できます。これにより、デバイスを密閉し、防水・防塵性能を高めることも期待できます。さらに、AKM のエナジーハーベスティング IC は、リチウムイオンバッテリー、EDLC (Electric Double-Layer Capacitor)、積層セラミックコンデンサといったさまざまな蓄電デバイスへの充電に適した方法を提供しており、お客様の用途に合わせたエナジーハーベスティングソリューションを提案します。

AKM の IC の詳細は、「選ばれる理由」をご覧ください。

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