可燃性ガスセンサーの

技術解説

可燃性ガスセンサー

可燃性ガスの種類と特長

ガスセンサーは、測定対象ガスの特徴に合わせて開発されます。NDIR 方式では、対象ガスの赤外線の吸収を利用してガス濃度を測定するため、ガスの特徴的な赤外線吸収ピーク波長を把握することが重要です。そのため、ここでは、可燃性ガスと微燃性ガスの赤外線吸収スペクトルと、分子構造に由来する共通のピークをご紹介します。

ガスセンサーの種類と仕組み

ガスセンサーには様々な方式があり、対象ガスや用途に合わせて、最適なガスセンサを選ぶことが大切です。一般的なガスセンサーの方式として、NDIR : Non Dispersive InfraRed 方式 (非分散型赤外線方式 ) 、半導体式、電気化学式があります。各ガスセンサーの検知方式の原理とそのメリット・デメリットを説明します。

NDIR ( 非分散型赤外線 ) 方式とは ?

NDIR 方式のガスセンサーではガス分子 (例.CO2) が赤外線を吸収する性質を利用してその濃度を算出します。そのため、NDIR 方式のガスセンサーには赤外線を放出する赤外線光源と、赤外線を検出する赤外線センサーが搭載されており、搭載する赤外線光源と赤外線センサーの種類によって NDIR 方式のガスセンサーは性能が異なります。NDIR 方式の原理と構成部品の赤外線光源とガスセンサーについて解説します。

センスエア (Senseair) について

2018 年に旭化成エレクトロニクス (AKM) グループの一員となったセンスエアは、NDIR : Non-Dispersive InfraRed (非分散型赤外線) 方式の技術を用いたガスセンサーの世界的なリーディングプロバイダーです。常に新しいガスセンサーの技術開発および量産化を目指しています。