設計サポート

エナジーハーべスティング

環境エネルギーの収集に必要な時間をシミュレーションできます。

任意の発電素子と AKM の昇圧 DC/DC コンバーターから利用できる電力を計算可能なシミュレーターを提供しています。システム検討の際にお役立てください。

環境発電素子 - AP447x
電力シミュレーター

発電素子の出力特性と昇圧 DC/DC コンバータの入力特性グラフの交点の有無により、入力した発電素子の出力特性で昇圧 DC/DC コンバーターの昇圧回路が起動するかを確認できます。

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環境発電素子 - AP447x 電力シミュレーター

電力シミュレーターの操作方法

電力シミュレーターの操作方法

 

#1 環境発電素子の種類と出力特性を入力してください。

#2 次に昇圧 DC/DC コンバーターの種類を入力してください。

#3 最後に、実行ボタンを押してください。

シミュレーション結果からわかること

交点がある場合

#1 交点がある場合は昇圧回路が起動する

発電素子の出力特性 (青線) と昇圧 DC/DC コンバータの入力 (黒線) 特性グラフに交点がある場合に発電が可能です。また、昇圧 DC/DC コンバーターの入力電圧・電流、出力電力・電流を表に表示します。

加えて、この出力電力を使って、充電時間を以下の通り予想できます。

  • 充電時間 [sec] =3V × I × T ÷ POUT
    • I [mA] : 動作させるシステムの平均電流
    • T [msec] : システム動作時間
    • POUT [uW] : シミュレータで算出された AP447x の出力電力
交点が無い場合

#2 交点が無い場合は昇圧回路が起動しない

青線と黒線に交点が無い場合は、昇圧 DC/DC コンバーターへの入力電力が足りず、昇圧回路は起動しません。

また、昇圧 DC/DC コンバーターの入力電圧・電流、出力電力・電流は全て 0 で表示されます。

例えば、左図の結果が出た場合、昇圧させる (= 交点をつくる) ためには発電素子の短絡電流を大きくしてください。発電素子を複数個並列接続するなどの方法があります。

AP447x を使った試作を検討しているお客様に向けて

本ページのシミュレーターよりも、詳細なシステム検討が可能な計算ツールを 2 種類提供しています。下記ツールを入手希望の方は問い合わせフォームからご連絡ください。

Energy Harvester Selection Simulator (EHSS) … 出力したい電力値から最適な発電素子の特性を予測可能
Charge and Discharge Time Simulator (CDTS) … 蓄電素子やシステムに接続した時の動作を検証可能