先生たちのいま

感染症対策としてだけでなく、子どもたちが集中して学べる環境を守るためにも、教室の換気は大切です。ただ、実際にどのくらい換気できているのかを数字で確認するのは難しく、先生方の感覚に頼っているのが現状です。

CO2 Sensors

どの程度換気できているかわからない

感染症対策だけを考えれば、自宅でのリモート授業という選択肢もあります。しかし、学校には、人間関係の構築や部活動など、対面でしか得られない貴重な体験があります。

先生たちはこれまでも、子どもたちが安心して学べるように、さまざまな工夫を重ねてきました。その中でも、換気はシンプルでコストのかからない基本的な対策として広く取り入れられています。これは感染症の拡大を防ぐだけでなく、教室内の空気質を整え、子どもたちの集中力や快適さを保つうえでも重要です。

ただし、窓や扉を開けるといった行為が、実際にどの程度効果を発揮しているのかを正確に把握することは容易ではありません。感覚に頼らず、科学的な根拠に基づいて空気の状態を「見える化」する仕組みが求められています。

感染防止対策による負担

換気の状況を数値として把握できれば、科学的根拠に基づいた判断が可能になります。たとえば、窓や扉を開けることはシンプルな行動ですが、寒い日や暑い日には体調管理にも気を配る必要があります。また、騒音による授業への影響や、防犯面での配慮など、単純に「窓を開ける・閉める」だけでも多くの要素を考慮しなければなりません。

そのような中で、いつ・どの程度換気を行うかの判断は、現場の先生方に委ねられており、感覚的な対応が中心となっています。

一方で、学校環境衛生基準では、教室内の CO2 濃度が明確に数値として定義されています。換気の効果を「見える化」することで、感覚的な判断に頼ることなく、より効率的で持続的な空気質の管理が可能になります。

それでは、世界各国の教育現場ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。次ページでは、CO2 センサー導入の先進事例を紹介します。

センスエア (Senseair) について

2018 年に旭化成エレクトロニクス (AKM) グループの一員となった Senseair は、非分散型赤外線 (NDIR: Non-Dispersive Infrared) 方式の技術を用いたガスセンサーのプロバイダーです。常に新しいガスセンサーの技術開発および量産化を目指しています。