子どもたちが安心して学べる環境をつくるうえで、教室の空気質を適切に保つことは欠かせません。
感染症対策の観点だけでなく、CO2 濃度の上昇は集中力や判断力の低下にもつながることが知られています。CO2 センサーによる空気質の「見える化」は、換気のタイミングを分かりやすくし、健康的で快適な学習環境づくりに役立ちます。
ここでは、私たちの CO2 センサーが採用された学校でのモニタリング事例をご紹介します。
CO2 Sensors
換気は、室内の空気質を保ち、健康や集中力を維持するうえで基本的かつ効果的な対策とされています。
学校でも積極的に取り入れられていますが、その効果は数値として“見えにくい”ため、科学的な根拠に基づく管理までは十分に行われていないのが現状です。
世界各国では、学校の換気の見える化のため CO2 センサーの導入が進んでいます。
CO2 センサーを導入する際は、正しく CO2 濃度を測定できる NDIR 方式であることと、簡単に色々な場所を測定できるポータブルタイプであることが重要です。
田子浦中学校にご協力いただき、実際の教室での CO2 濃度のモニタリングの実証実験結果と、換気の改善効果を紹介いたします。空気質の状態を見える化したことで、すべての教室で日本の学校環境衛生基準である CO2 濃度、1500ppm 以下を常時維持できるようになりました。
教室以外にも密が懸念される場所はあります。ポータブルの CO2 センサーを使い、密な現場を見つけて改善を打つことが重要です。
空間の CO2 濃度を正しく測定するためには、CO2 センサーに、人の息が直接かからないことと、直接外気が当たらないようにすることが重要です。ここでは実際の事例をもとに、使い方を説明します。
2018 年に旭化成エレクトロニクス (AKM) グループの一員となった Senseair は、非分散型赤外線 (NDIR: Non-Dispersive Infrared) 方式の技術を用いたガスセンサーのプロバイダーです。常に新しいガスセンサーの技術開発および量産化を目指しています。