カーボンニュートラルに向けた AKM 電流センサーの取り組み

旭化成グループでは社会の GHG 排出量の削減にも取り組み、2030 年に 2 倍以上（2020年度比）の GHG 削減貢献量を創出することを目標に掲げています。旭化成エレクトロニクス (AKM) のコアレス電流センサー「Currentier」は、旭化成グループの電子部品分野で GHG の削減に貢献している製品として認定されています。

パッケージエアコンの電力消費量の削減は、GHG (CO₂) 排出削減に大きく寄与します。ノン・インバータ誘導モータエアコンから効率的に動かすインバータブラシレス DC モータエアコンに置き換えることにより、電力事業者が排出する CO₂ を削減することができます。

電流センサーをブラシレス DC モータに用いると、高効率化、制御性向上、小型化させることが可能です。特に、AKM のコアレス電流センサー "Currentier" は高速応答による正確な磁極検知を特徴としています。このため、ブラシレス DC モータ化およびインバータ化に適しており、緻密な動作制御を通じて省エネを実現しています。

AKM は、"Currentier" を本用途に使用したパッケージエアコン全体で年間約 330MWh^*1 の消費電力削減に貢献しています。これは、パッケージエアコンが稼働期間中に排出する CO₂ 総量を約 170 万トン^*2 削減することに相当します。AKM および "Currentier" はサステナブルな未来に向けての重要なサポーターです。今後、エアコン以外にも様々な産業機器や EV の効率を向上させることで省エネに貢献していきます。